1-1 依頼先の選び方
希望する家づくりをかなえてくれるか、建てる時ばかりでなく、建てた後のことも考えているか。
希望のイメージにあった設計・施工をしてくれること、何でも相談しやすいこと、これらは家づくりを進めていく上でとても大切なことです。
しかし、なんと言っても、これがら何十年も住んでいく家ですがら、技術力や工事における品質管理、保証、アフターメンテナンスへの取組みなども、十分にチェックして、依頼先を選ぶことが大切です。
しかし、なんと言っても、これがら何十年も住んでいく家ですがら、技術力や工事における品質管理、保証、アフターメンテナンスへの取組みなども、十分にチェックして、依頼先を選ぶことが大切です。
【土地探しのポイント】
依頼先は大きく分けて3つに分けることができます。
1.ハウスメーカー
一般的には広範囲な営業網をもつ大手の住宅建築会社の事を言います。住宅を「商品化」し、部材の生産から工事、アフターサービスまでシステム化しています。
ハウスメーカーで建てる家はシステム化されているとはいえ、そのほとんどは、工場生産された部材を、図面に合わせて現場で組み立てていく「一品生産品」です。
メリット
- 多くの展示場・モデルハウスなどがあるのでイメージしやすい
- パンフレット類が豊富に用意されているため、建材や仕上がりを事前に判断しやすい
- 品質が一定で安定している
デメリット
- 広告費や宣伝費、展示場の設置、その分人件費がかかるので割高
- 設計の自由度がなく全て画一的なデザインや機能になりやすいです
- 地域やその土地柄にあった柔軟な対応をしきれない
2.工務店
一般に、営業網を比較的狭い地域に限定し、地域に密着した建築会社を言います。
工務店によって、施工の『技術力』の違いがあります。「保証システム」や「アフターメンテナンス」なども各社によって大きく違異なる為、これらを十分チェックして依頼先を選んだ方が良いでしょう。
メリット
- 地元特有の気候、地質、生活習慣などを知悉しており、竣工後のメンテナンスも行き届きやすい
- 希望する設計を受け入れやすい
- 営業や宣伝広告費に膨大な経費が無いため、その分値打ちの高い家づくりができる
デメリット
- 経営者の建築によって技術にばらつきがある
- デザインの提案や工法に限りがある
- 工務店の経営状態などが把握しにくい
3.設計事務所
設計事務所とは、施主様の要望に応じより良い提案をしながら建物を設計し、設計通り施工がなされているかの監理を行う事を役割としています。また、資材や工法を一から選ぶため、外装や内装のデザイン・仕様、お部屋の間取り・使い勝手など家づくりのすべてに施主様のご希望を反映できます。
メリット
- 施工と工事監理・設計監理を分けられることが最大のメリット
- 建築士が施主の立場に立って現場監理を行う
- 予算に合わせたコスト調整を頼める
- 条件の悪い敷地にも対応してくれる
デメリット
- 設計にこだわるため家の完成まで時間がかかる
- 施主の感性に合う設計事務所を探すのに手間がかかる
- 設計事務所と建設会社、2つの契約が必要なので手間がかかる